●岩わかめ
巨済の沙等面、汝次等で生産される巨済の自然産岩わかめは、3~4月の春に昔ながらの方法で採取、潮風に乾燥させる方式で、南海岸巨済の清浄海域で育った岩わかめを、天然そのままで商品化した最高の無公害ウェルビング食品だ。特に沙等面一帯で生産される岩わかめは、代々続いて来た昔ながらの方法でわかめを採取するが、まず早い流れで船が流されないように錨を下ろしてから、竿にわかめを巻きつけて船に引き上げる。採取して来たわかめを陸で選別して、きれいな海水に濯いだ後、並べて干して乾かす。こうして生産された岩わかめは、早い流れと適当な栄養を供給されて、味と栄養がすぐれているのは勿論、塩辛い海風と春の日差しが味を高めて最高の商品として数えられる。このわかめは、過去廃王城に避難してきた毅宗に進呈されたし、李舜臣の乱中の日記にも記録されていて、この地域のわかめがどれ程味と栄養で優秀であるかをうかがうことができる。
鶴洞、汝次地域のアメリカFDAが指定した清浄海域でとれる自然産の岩わかめをモンドル浜辺に干して乾かす風景は、どこでも見られるほどに岩わかめで有名な所だ。 |